2月19日は、旧暦(陰暦)の新年「春節」にあたります。中国では18日の大みそか(除夕)から新年にかけて、もっともにぎやかで忙しい時期になります。
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过年好! 愿羊年美乐!
2月19日は、旧暦(陰暦)の新年「春節」にあたり、中国では18日の大みそか(除夕)から新年にかけていろいろな準備をします。家族で食卓を囲むので夕食の買い物や飾りつけ(对联・・・縁起の良い言葉を赤い紙に書いて貼り付ける)など年越し準備におおわらわとなります。(日本でもかつては年末には店も閉まるため、大掃除やおせちの準備とみなが忙しいものでしたね。)
二十九日(旧暦の大晦日)には饅頭(マントウ)を蒸す

昔からの言い伝えで「二十九日(旧暦の大晦日)には饅頭(マントウ)を蒸す」と言われます。
前日から準備をし、大晦日に饅頭を蒸すのです。丹精込めて見た目も美しく、味もよい饅頭を作ったとあとは、ご近所さんと互いに交換し、また新年の無事を願います。
いまだ伝統的な生活を続ける家庭では花の形や餡の入ったもの、動物をかたどったものなど、様々な種類の饅頭を作ります。
春節の行事「饅頭が笑う???」

饅頭が蒸されてくると表面に亀裂が入り、口を開けたようになります。
その状態を”饅頭が笑う”と例えた表現です。面白い形容ですね。
さまざま種類の饅頭をつくるのが手間暇がかかり大変です。けれども家族で楽しくつくること、次の世代にその文化を継承していくことも大切な意味があることですね。
さいごに・・・

まだ寒い今日この頃ですが、日本でも春一番をそろそろ耳にする頃です。新学年、新環境など春が1年の始まりとなる方も多いことでしょう。
この機会に、少し手をかけて生活を新しくリフレッシュしてみてはいかがでしょう。