【ひとこと中国文化】陰陽五行説の最も暑い時期「三伏」

学楽書院では中国語を会話学習だけでなく、論語や陰陽学を用いて、歴史ある中国文化の中から様々な事を学んでいます。今回は夏にちなんだ陰陽五行説に基づく選日の1つ、三伏についてご紹介します。

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三伏(さんぷく) sānfú

三伏(さんぷく)とは、夏の暑さが厳しい時期を指す言葉です。陰陽五行説に基づく選日の1つで、五行に基づく日の事で夏の間の3回の庚(かのえ~金の兄)の日を三伏とします。

三伏の期間

三伏は

  • 头伏(初伏):2014年7月18日-2014年7月27日
  • 中伏    :2014年7月28日-2014年8月06日
  • 末伏    :2014年8月07日-2014年8月16日

の時期を指します。

五行の考え方では庚の日は凶

五行の考え方では庚の日を凶とします。三伏は特に暑さが厳しく、体にも注意が必要です。

夏は冷たいもの、冷たい飲み物を多く取りがちですが、やはり適度な量を保ちましょう。

冷たいものの摂りすぎは胃腸に良くありませんし、さらに食欲不振の原因となります。夏季は酸味のある食べ物、パイナップルやスイカもよいでしょう。

学楽書院で学ぶ中国文化

学楽書院では、中国語の会話学習だけでなく、論語や陰陽学を用いて、歴史ある中国文化の中から様々な事を学んでいます。

「中国語の達人」への道

中国語を10年、20年学習されている上級学習者にとって、このような文化の学習はまさに「中国語の達人」への道と言えるでしょう。

中国の文化、思想の源でもある「四書五経」の最初の経「易経」は哲学的な学問です。

五行の考えを生活に活かす

五行の「相生相克」(古代万物は木、火、土、金、水の五種類に分類され互いに相生相克・・・互いに生じ、また勝つ関係を有しているという考え。五行説とも。)を理解したのち、養生学(人が自然、季節と調和する過ごし方)、薬膳学(味覚 五味 五臓六腑の理解)、人間関係(中庸之道)の学習をしていきます。

あらゆる面からバランスのとれた生活を理想とし、日々の生活にも役立ちます。

中国語の世界を深めてみよう

もう一歩さらに中国語を深めたい、ディープな中国語の世界に浸りたい・・・といった方はぜひ、中国文化教室にご参加ください。

学楽書院では、ジュニアから大人まで中国語会話教室にも文化の学習を取り入れています。ぜひ体験してみてくださいね。

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